- HOME>
- 大腸ポリープ切除
大腸ポリープ切除colon-polyp
大腸ポリープ切除とは
大腸ポリープ切除とは、大腸カメラ検査で発見されたポリープを、内視鏡を用いて切除する治療です。ポリープとは、大腸の内側に突出した粘膜の塊のことを指します。
小さなポリープは、きのこのような形をしています。内視鏡には「スネア」と呼ばれる輪っか状の器具が内蔵されており、これをポリープに引っ掛けて除去します。
かつては入院が必要な手術でしたが、近年は内視鏡の技術や止血処置の進歩により、痛みもなく大腸カメラ検査中に発見し切除できるので、基本的にはその日のうちにご帰宅いただけます。
大腸がんの発生を予防
大腸ポリープは、放置すると大腸がんに発展する可能性があります。大腸ポリープ切除は、ポリープを早期に取り除くことで、大腸がんの発生を予防することを目的としています。
かつては5mmより大きい大腸ポリープはがん化する確率が高いとされていましたが、近年は5mm以下の大腸ポリープでもがん化する可能性が高いケースもあると言われるようになり、大腸ポリープもがん同様に早期発見・早期治療が必要と言えます。
また切除したポリープを病理検査に提出することで、ポリープの種類や性状を確認し、適切な経過観察や追加治療の必要性を判断することもできます。
当院の大腸ポリープ切除
豊中市・豊中駅前のI&T胃腸と脳のクリニックの院長は、年間2万件の内視鏡検査の実績を持つ済生会中津病院などで、長年内視鏡を使った検査・治療の経験を積んできました。日本消化器内視鏡学会が認定する専門医資格も保有しており、専門的な立場から診療を行うことが可能です。
当院では大腸ポリープ切除を受ける患者さんのことを第一に考えて、できるだけ負担の少ない治療を心がけています。
大腸ポリープ切除の方法・流れ
コールドスネアポリペクトミー
コールドスネアポリペクトミーとは、大腸ポリープに金属ワイヤーをかけて切除する方法です。高周波電流による通電を行わないため、切除後の出血が少なく、腸管穿孔の危険性もほとんどありません。
コールドスネアポリペクトミーの流れ
1
ポリープの観察
大腸ポリープを発見したら、まず切除可能かどうかをよく観察します。
2
金属ワイヤーの装着
切除可能な場合、大腸ポリープの根元に金属ワイヤーをかけます。
3
ポリープの切除
病変の一回り大きい範囲を絞扼し、ポリープを切除します。
4
出血の確認と止血
切除後、出血がないことを確認し、必要があれば止血します。
5
処置の終了
取り切れていることと止血が確認できたら、処置は終了です。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
内視鏡的粘膜切除術(EMR)は、大腸ポリープ直下の粘膜下層に生理食塩水を注入して、粘膜を挙上させた後、金属ワイヤーをかけて高周波電流を通電させて焼き切る方法です。通常やや大型もしくはがんを疑う病変、早期大腸がん(ケースによる)に対して行われます。
内視鏡的粘膜切除術(EMR)の流れ
1
ポリープの観察
大腸ポリープを発見したら、まず切除可能かどうかをよく観察します。
2
粘膜下層への注射
切除可能な場合、大腸ポリープ直下の粘膜下層に注射針で生理食塩水を注入し、病変を含む粘膜を挙上させます。
3
金属ワイヤーの装着
大腸ポリープの根元の病変の一回り大きい範囲に金属ワイヤーをかけます。
4
高周波電流による切除
高周波電流を通電させて病変を中心に焼き切ります。
5
出血予防と傷口の閉鎖
出血予防のために内視鏡用クリップで傷口を閉じます。
6
処置の終了
クリップでの止血が確認できたら、EMRは終了です。
病理検査
当院では病理検査を専門とするクリニックと提携することで、検査から最短で3日後に病理結果を患者様にお伝えすることが可能です。
また、実績のある病理診断医が責任をもって診断書を作成しています。
提携先:病理診断と放射線診断の委託は淀屋橋クアトロアールクリニック
病理学的検査なら大阪パソロジーセンター│株式会社リバース