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消化器内科gastroenterology

消化器内科とは

消化器内科とは

食道、胃、腸、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化器官は、食べ物を消化し、栄養を吸収するために重要な役割を果たしています。消化器内科はこれらの臓器に関連する病気を診断し、治療を行う診療科です。

消化器の病気は、現代社会において非常に多くの方が悩まされており、日本では成人の約3割が胃炎や胃・十二指腸潰瘍などの胃腸の病気に罹患していると言われています。

消化器の病気には、不規則な食生活、過度のアルコール摂取、ストレス、ウイルスや細菌の感染、遺伝的要因などが関与していると考えられています。生活習慣の改善や早期発見・早期治療が重要ですが、症状が現れにくい場合もあるため、胃カメラ検査や大腸カメラ検査を定期的に受けることが推奨されています。

当院の消化器内科の特徴

内視鏡専門医が診察・検査を担当

豊中市・豊中駅前のI&T胃腸と脳のクリニックでは、以下の資格を持つ院長が消化器内科の診察・検査を担当します。

  • 日本消化器病学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本ヘリコバクター学会認定医(ピロリ菌の専門資格)
  • 大阪府難病指定医(クローン病、潰瘍性大腸炎などに対応可)

 
そのため、専門的な知見から消化器の病気の診療を行うことができます。

痛みの少ない、正確な内視鏡検査

当院の院長は医師としてのキャリアの大半で、内視鏡検査に携わってきました。年間2万件の内視鏡実績を持つ大阪府済生会中津病院では、消化器内科スタッフとして勤務し、内視鏡検査を含む診療以外に若手スタッフの育成なども担当しました。

当院ではこうした経験を活かし、「痛みの少ない、正確な内視鏡検査」をモットーに掲げています。眠ったような状態で検査が受けられる鎮静剤(静脈麻酔)を積極的に活用するとともに、胃や腸の状態を正しく把握できるような検査を心がけています。

「ちょっとお腹が痛い」でもお気軽に

「ちょっとお腹が痛い気がする…」「最近胃もたれが続いている気がする」などの気になる症状がございましたら、お気軽に当院へご相談ください。そうした症状の奥に、思わぬ病気が隠れていることもあります。

「病院に行くほどではない」「そのうち良くなるかもしれない」と思って放置すると、病気の発見が遅れてしまうことがあります。辛いと感じたらためらわずにご相談ください。早期発見・早期治療が、あなたの健康を守る鍵となります。当院ではどんな些細な症状でも真摯に耳を傾けて、適切な診断と治療を提供いたします。

消化器内科で診る主な症状

消化器内科で診る主な症状として、以下のようなものが挙げられます。

  • 胃の痛み
  • 胃もたれ
  • 胸焼け、頻繁にゲップが出る
  • 腹痛、みぞおちの痛み、背中の痛み
  • 下痢、便秘
  • 吐き気、嘔吐、食欲不振
  • 血便、黒色便などの便の異常
  • 便潜血検査が陽性だった
  • おならよく出る
  • お腹がぐるぐると鳴る
  • 腹部膨満感、腹部不快感
  • 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)
  • 体重減少、倦怠感などの全身症状
  • 嚥下困難、嚥下痛などの飲み込みにくさ
  • 吐血、下血などの消化管出血
  • 肝臓の腫大、圧痛など肝臓の異常
  • など

消化器内科で診る主な疾患

逆流性食道炎

胃酸が食道に逆流することで起こる炎症性疾患です。主な症状は胸焼けや呑酸(酸っぱい液体が喉まで上がってくる感覚)です。長期間放置すると食道がんのリスクが高まる可能性があります。

胃炎

胃の粘膜に炎症が起こる疾患です。急性と慢性があり、原因はストレス、アルコール、薬剤、ヘリコバクター・ピロリ菌感染など様々です。症状は上腹部痛、胃もたれ、吐き気などです。原因に応じた治療を行いますが、生活習慣の改善も重要です。

胃潰瘍

胃の粘膜や粘膜下層に傷ができる疾患です。主な原因はヘリコバクター・ピロリ菌感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用です。激しい腹痛や吐き気、出血などの症状が現れます。薬物療法やピロリ菌の除菌治療が行われます。

胃がん

胃に発生する悪性腫瘍です。初期は無症状のことが多く、進行すると腹痛、食欲不振、体重減少などの症状が現れます。早期発見が重要で、定期的な胃カメラ検査が推奨されます。

胃アニサキス症

アニサキスは生の魚介類に寄生する線虫の一種で、人間の胃壁に刺入して激しい腹痛を引き起こします。症状は摂食後数時間以内に現れ、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。内視鏡で虫体を除去することで速やかに症状が改善します。

食道がん

食道に発生する悪性腫瘍です。主な危険因子は喫煙と飲酒です。初期は無症状ですが、進行すると嚥下困難や胸痛、体重減少などの症状が現れます。

機能性ディスペプシア

器質的な異常がないにもかかわらず、上腹部の不快感や痛み、早期満腹感などの症状が持続する機能性疾患です。ストレスや食生活との関連が指摘されています。症状改善のための薬物療法や生活習慣の改善が行われますが、長期的な管理が必要な場合もあります。

大腸がん

大腸に発生する悪性腫瘍です。初期は無症状ですが、進行すると血便や便通異常、腹痛などの症状が現れます。早期発見が重要で、定期的な大腸カメラ検査が推奨されます。

過敏性腸症候群

腸管の機能異常により、腹痛や便通異常(下痢や便秘)が繰り返される機能性疾患です。ストレスや食事との関連が指摘されています。器質的な異常はありませんが、QOL(生活の質)に大きな影響を与えることがあります。症状改善のための薬物療法や生活習慣の改善、ストレス管理が行われます。

潰瘍性大腸炎

大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる原因不明の慢性炎症性腸疾患です。主な症状は血便、下痢、腹痛です。寛解と再燃を繰り返すことが多く、長期的な管理が必要です。

クローン病

口腔から肛門までの消化管全体に炎症や潰瘍ができる原因不明の慢性炎症性腸疾患です。主な症状は腹痛、下痢、体重減少などです。寛解と再燃を繰り返し、長期的な管理が必要です。

虚血性腸炎

腸管への血流が一時的に低下することで起こる炎症性疾患です。高齢者に多く見られ、突然の腹痛と血便が特徴的な症状です。多くの場合は自然に軽快しますが、重症例では腸管壊死に至ることもあります。

腸閉塞・腸捻転

腸管の通過障害や捻れによって腸内容物の通過が妨げられる急性腹症です。激しい腹痛、嘔吐、腹部膨満感などの症状が現れます。原因には癒着、腫瘍、異物などがあります。早期診断と適切な治療が重要です。

食中毒

病原性微生物や有毒物質によって汚染された食品を摂取することで起こる急性胃腸炎です。主な症状は嘔吐、下痢、腹痛、発熱などです。原因物質の特定と適切な治療が重要で、脱水予防のための水分補給が必要です。

肛門周囲の静脈が拡張して起こる痔核(いわゆる「イボ痔」)や、肛門管の粘膜に裂傷ができる裂肛(いわゆる「切れ痔」)などの総称です。主な症状は出血、痛み、脱出感などです。生活習慣の改善や薬物療法、必要に応じて手術療法が行われます。

消化器内科で行う検査

胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)

口または鼻から内視鏡を挿入し、食道、胃、十二指腸を直接観察する検査です。胃炎、胃潰瘍、食道がん、胃がんなどの診断に有効です。近年は経鼻内視鏡や鎮静剤の使用など、患者さんの負担を軽減する方法も増えています。当院でもこれらの工夫を凝らして、患者さんにできる限り楽に検査を受けていただける環境を整えています。
当院では胃カメラ検査に加えて、ピロリ菌の検査・除菌治療も行っています。

大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)

肛門から内視鏡を挿入し、大腸全体を観察する検査です。大腸ポリープや大腸がんの早期発見に非常に有効です。検査中にポリープが見つかった場合、その場で切除することができます。これにより、大腸がんの予防や早期治療が可能になります。苦痛を伴うイメージの強い検査ですが、鎮静剤を使用することで苦痛を軽減できます。

腸内フローラ検査

腸内に生息する細菌叢(腸内フローラ)の構成を分析する検査です。便のサンプルを採取し、遺伝子解析技術を用いて腸内細菌の種類や割合を調べます。腸内環境の状態を知ることで、様々な消化器症状や全身の健康状態との関連を評価できます。検査結果に基づいて、食事指導や生活習慣改善のアドバイスを行い、腸内環境の改善を目指します。

血液検査(腫瘍マーカー、ウイルス検査)

消化器がんの診断や経過観察に用いられる腫瘍マーカーを測定します。代表的な腫瘍マーカーには、CEA(大腸がん)、CA19-9(膵臓がん、胆道がん)、AFP(肝臓がん)などがあります。また、肝炎ウイルス(A型、B型、C型)の感染の有無を調べるウイルス検査も行っています。

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