hemorrhoids

痔(イボ痔)とは

痔(イボ痔)とは

痔(イボ痔)は、肛門や直腸の血管が腫れたり、炎症を起こしたりする疾患です。肛門周囲の静脈叢(血管の集まり)が便秘や長時間の座位などによって圧迫され、うっ血や炎症を起こすことで発症します。

痔(イボ痔)の種類

痔は、症状や発生部位によって、以下の3種類に分類されます。

内痔核

肛門の内側にできる痔で、直腸の内部に発生します。

外痔核

肛門の外側にできる痔で、肛門の外側の皮膚の下に発生します。

混合痔核

内痔核と外痔核が合併したものです。

痔(イボ痔)の症状

痔の症状には以下のようなものがあります。

  • 出血
  • 痛み
  • 腫れ
  • かゆみ
  • 脱肛(痔核が肛門の外に飛び出す)
  • 粘液や膿の分泌
  • など

痔(イボ痔)の原因

痔の原因は複数ありますが、主に以下のような要因が組み合わさって発症すると考えられています。

便秘や下痢などによる肛門への負担

肛門や肛門周囲の血管に負担がかかると、痔の原因となります。便秘や下痢の他、妊娠や出産がきっかけで痔が引き起こされる場合があります。

同じ姿勢でいることによる肛門への圧力

長時間同じ姿勢でいることで、肛門周囲の血流が悪くなり、血管がうっ血することで痔が発生します。特にデスクワークや運転手など、座る機会が多い職業の人に多くみられます。

加齢による肛門周囲の筋肉の衰え

加齢により肛門周囲の筋肉や結合組織が弱くなることで、痔が発生しやすくなります。

腹部の圧力の上昇

腹部の圧力が高まると肛門周囲の血流が悪化するため、痔が発症しやすくなります。肥満やゴルフ、重いものを持ち上げるなどが原因になります。

痔(イボ痔)の治療方法

痔の治療方法は、痔の種類や重症度によって異なります。

生活習慣の改善

痔の治療において、生活習慣の改善は非常に重要です。食事療法としては、食物繊維を多く含む食事を心がけ、便通を整えることが大切です。

また十分な水分摂取と適度な運動も便通を改善し、痔の症状を和らげるのに役立ちます。座りっぱなしや立ちっぱなしを避け、こまめに姿勢を変えることも肛門への圧力を減らすために重要です。

薬物療法

軽度から中等度の痔に対しては、薬物療法が用いられます。軟膏や座薬などの局所療法では、ステロイド、血管収縮薬、局所麻酔薬などが配合された薬剤が使用されます。また内服薬として、血流改善薬や抗炎症薬が処方されることもあります。

痔(イボ痔)でお困りの方は当院へ

痔は日本人の3人に1人が患っていると言われるほどよくある病気ですが、痛みや腫れなどの症状はQOL(生活の質)を大幅に下げてしまうほど辛いものです。

豊中市・豊中駅前のI&T胃腸と脳のクリニックでは、患者さんお一人おひとりの痔の症状に合わせて、適切な治療方法を提案いたします。痔の症状でお困りでしたら、まずは一度お気軽に当院へご相談ください。

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