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過敏性腸症候群ibs

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群は、腸の運動や感覚が敏感になることで起こる機能性胃腸障害の1つです。機能性胃腸障害とは、炎症やがんと言った内視鏡検査などを通じて確認できる異常がないにもかかわらず、慢性的な腹部不快感や排便習慣の変化が生じる病気です。

過敏性腸症候群の種類

過敏性腸症候群は、主な症状のパターンによって以下の4つのタイプに分類されます。

下痢型

下痢が主な症状で、便意切迫感や腹痛を伴うことが多いです。

便秘型

便秘が主な症状で、残便感や腹部膨満感を伴うことが多いです。

混合型

下痢と便秘が交互に現れます。

分類不能型

他の3つに分類できない、下痢や便秘の症状が明確でないタイプです。

過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群の主な症状は以下の通りです。

  • 腹痛や腹部不快感が数週間〜数ヶ月続いている。
  • 下痢や便秘が数ヶ月続いている
  • 排便によって症状が軽くなる
  • 便の回数が安定しない
  • トイレに行った後も残便感がある
  • 身体的・精神的ストレスがあると、症状がひどくなる
  • など

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の正確な原因はまだ完全にはわかっていませんが、以下のような要因が互いに関連し合っており、複雑に絡み合って過敏性腸症候群の症状を引き起こしていると考えられています。

ストレス

心理的なストレスが過敏性腸症候群の発症や症状の悪化に大きく関与していると考えられています。ストレスにより自律神経系のバランスが乱れ、腸の運動や感覚に異常が生じるのです。またストレスは腸の壁のバリア機能を低下させ、炎症を引き起こすことも知られています。

過度な緊張

過度な緊張状態が続くと、腸の動きが異常になったり、痛みを感じやすくなったりすることがあります。これは緊張によって自律神経系の働きが乱れ、腸管の運動や感覚に影響を及ぼすためです。また緊張は腸管の血流を低下させ、腸内細菌叢のバランスを崩す原因にもなります。

腸内細菌叢の変化

腸内には多種多様な細菌が存在し、腸内細菌叢を形成しています。この腸内細菌叢のバランスが崩れると、過敏性腸症候群の症状が現れることがあります。腸内細菌叢の変化は、腸の運動や感覚、免疫機能に影響を与えるためです。またストレスや食事の変化、抗菌薬の使用などによって、腸内細菌叢のバランスが乱れやすくなります。

過敏性腸症候群の治療方法

過敏性腸症候群の治療は症状を和らげ、患者さんのQOL(生活の質)を維持・向上することを目的に行われます。治療方法は、症状のタイプや重症度、患者さんのご希望などを考慮して選択されます。

生活習慣の改善

ストレス管理

ストレスが症状を悪化させる場合は、ストレス対処法を身につけることが大切です。リラクゼーション療法やカウンセリングが役立つこともあります。

食事の工夫

症状を悪化させる食品を避け、食物繊維を適度に取り入れることが重要です。低FODMAP食と呼ばれる食事療法が効果的な場合もあります。

運動

適度な運動は腸の調子を整えるのに役立つとともに、ストレス管理にも効果が期待できます。

薬物療法

腸管運動調整薬

腸の動きを調整する薬で、下痢や便秘の症状を改善します。

抗痙攣薬

腸の痙攣を抑える薬で、腹痛を和らげます。

抗うつ薬・抗不安薬

腸の感覚過敏を改善し、心理的ストレスを軽減する効果があります。

漢方薬

一部の漢方薬は、過敏性腸症候群の症状を改善する効果があるとされています。

過敏性腸症候群でお困りの方は当院へ

過敏性腸症候群は直接生命に関わるような病気ではありませんが、QOL(生活の質)を悪化させます。放っておくと仕事や毎日の生活に支障を来したり、それが原因でストレスを抱えたりする可能性があります。

豊中市・豊中駅前のI&T胃腸と脳のクリニックでは、最新の医学的な知見に基づいた診療を行うとともに、こうした患者さんのお悩みに寄り添い、お一人おひとりに合わせた治療提案を行っています。過敏性腸症候群で長年お悩みの方、症状でお困りの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

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