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ドクターズインタビューinterview

院長インタビュー

■院長

池岡 清太郎(いけおか せいたろう)

“重症化する前に、適切な治療を”
早期発見・早期治療のためにクリニックを開業

どうして医師になろうと思われたのですか?

どうして医師になろうと思われたのですか?

祖父も父も医師でしたので、医師という職業は私にとって幼少期から身近な存在でした。物心がついた頃には自然と医師を目指すようになっており、誰かの健康を支えられる医師という職業に大きな魅力を感じて、この道を選びました。

消化器内科を専門に選んだ理由は?

消化器内科を専門に選んだ理由は主に2つあります。

まず扱う臓器や症状が多岐にわたるため、より多くの患者さんの力になれると考えたからです。消化器系の疾患は非常に幅広く、多くの方が何らかの症状を経験されます。そのためこの分野で専門性を持つことで、幅広い患者さんのお役に立てると考えました。

次に、内科でありながら外科的な治療ができる点に魅力を感じました。内視鏡を用いた検査や治療ではポリープの切除や焼灼ができ、病気の直接的な原因を自ら取り除けるという点で大きなやりがいを感じました。

学生時代には父が専門としている循環器内科を含めて、様々な診療科を見学しましたが、最終的にはこれらの理由から消化器内科を選択しました。

開業のきっかけを教えてください

開業のきっかけを教えてください

長年地域の基幹病院などで働く中で、「重症化する前に、適切な治療を受けてくれていたら…」と感じる場面が数多くありました。
大きな病院には確かに専門性の高い知識や技術を持った医師、高度な検査や治療ができる機器が揃っています。しかしそこへお越しになる患者さんの多くは、すでに重症化しているケースが少なくありません。

多くの病気は重症化するほど治療が難しくなります。治療がうまくいっても、継続的な治療が必要だったり、後遺症が残ったりすることもあります。重症化する前に適切な治療を受けていれば、こうした事態を防げる可能性が高くなります。
このような思いから、より多くの方々に早期の段階で適切な医療を提供したいと考え、クリニックの開業を決意しました。

“消化器内科×脳神経内科”
それぞれの専門を活かして質の高い医療を提供

藤堂先生との開業を決めた理由は?

藤堂先生は優秀な脳神経内科医です。日本では2040年まで認知症患者の増加が予想されており、その対応が急務となっています。さらに、近年の医学研究では脳と腸の関連性が注目されています。

このような状況を鑑みて、今のうちから彼のような脳神経内科医と協同することは、将来的に非常に重要なことだと考えたからです。

院長から見た藤堂先生の印象は?

院長から見た藤堂先生の印象は?

藤堂先生との開業を決めた理由の1つに、彼の人柄があります。

前職の病院で同期として出会い、徐々に交流を深める中で、彼の信頼性の高さを実感しました。藤堂先生は非常に細やかな配慮ができる人物で、かつ知的で洞察力に富んでいます。私にはない長所をたくさん持っているのです。

このように藤堂医師とは専門性の面でも、人間性の面でも相互補完的な関係を築けると確信し、一緒に開業することを提案しました。お互いの強みを活かすことで、より質の高い医療を提供できると考えています。

痛み・悩みの“答え”が見つかるクリニック
苦痛の少ない胃カメラ・大腸カメラ検査を実施

クリニックとして大切にしていることは?

クリニックとして大切にしていることは?

私たちが最も大切にしているのは、患者さんの痛みや悩みに対する“答え”を見つけることです。病気や症状は多種多様で、一般の方がどの医療機関を受診すべきか判断するのは簡単ではありません。適切な医療機関にたどり着けず、「医者は何もしてくれない」と諦めてしまう方もいます。

そのような方をお一人でも減らすために、当院で対応可能であれば適切な診療を行わせていただきますが、そうでない場合には最適な専門機関をご紹介することも重要視しています。「医療の窓口」として、患者さんの症状に応じた適切な診療科や専門機関を紹介する役割もしっかりと果たしたいと考えています。

内視鏡検査で工夫されていることは?

当院では内視鏡検査の際、積極的に鎮静剤(静脈麻酔)を使用しています。

静脈麻酔を使用すると、約20秒で効果が現れ、ほとんど眠っているのと同じような状態になります。これにより、胃カメラ検査の嘔吐反射や大腸カメラ検査の痛みをほとんど感じずに検査を終えられます。

阪急豊中駅から徒歩すぐという立地を選んだのも、静脈麻酔の使用に関係しています。静脈麻酔後は意識がぼんやりするため、お車の運転ができません。ですが徒歩圏内に公共交通機関があれば、より多くの方に安心して検査を受けていただけます。

その他、大切にしていることはありますか?

その他、大切にしていることはありますか?

高い専門性を持ちながらも、アットホームな雰囲気を大切にしています。当院に来た患者さんが声を出して笑ったり、にっこりと笑顔になれたりするような環境づくりを心がけています。

消化器内科が取り扱う病気には、長く苦しい闘病生活を強いられるものもあります。また胃カメラ・大腸カメラ検査に対して「痛い」「苦しい」というネガティブなイメージをお持ちの方も少なくありません。だからこそ、リラックスできる雰囲気づくりが大切だと考えています。

プロフェッショナルとして新しい知識や技術を身につける努力は欠かせませんが、だからといってクリニックの敷居を高くする必要はありません。むしろ、私たち医師に気軽に会いに来られるような場所であるべきだと思います。

消化器内科の症状は身近なもの
「ちょっとした不調」でも気軽に相談を

最後に、患者さんへメッセージをお願いします

消化器内科の症状は、日本人にとってとても身近なものです。腹痛、便秘、下痢、胸焼けなど、胃腸の不調は多くの方が経験されると思います。しかし身近であるがゆえに、つい我慢してしまう方も多いのではないでしょうか?

ご注意いただきたいのは、これらの症状の背後に何らかの病気が隠れている可能性があることです。適切な治療を受ければ改善できる疾患や、がんのような深刻な病気のサインの可能性もあります。

当院では、一見些細に思える症状でも真摯に対応させていただきます。患者さんお一人おひとりの状況を丁寧におうかがいし、最適な治療方法を一緒に考えていきたいと思っています。

脳神経内科医師インタビュー

■医師

藤堂 紘行(とうどう ひろゆき)

「正確性」と「わかりやすさ」の両立で
患者さんに寄り添う診療を

どうして医師になろうと思われたのですか?

どうして医師になろうと思われたのですか?

医師を目指したのは、開業医である父の姿に影響を受けたからです。幼い頃から診療所で過ごすことが多かったのですが、ある日、父が患者さんから感謝される様子を目にしました。まだ幼かった私でしたが、「医師は人から感謝される素晴らしい仕事だ」という印象が心に刻まれたのだと思います。発明家になりたいと思ったこともありましたが、最終的には身近に見ていた医師の道を選びました。

脳神経内科を専門に選んだ理由は?

脳神経内科を選んだ最大の理由は、機械に頼らず人間の力で多くのことができる点に魅力を感じたからです。

学生時代の実習で、私が師と仰ぐ医師の回診を見学し、感銘を受けました。現代医学では機器に頼る診断が増えていますが、脳神経内科の中心となる「神経学的診療」は極めてアナログながら検査よりも多くの情報を得られる場合もあります。

その医師の熟練した診察の流麗さに加え、脳神経内科で重要な「局在診断」すなわち「どこの神経が、どのように悪いのか」を追及してゆくことに奥深さを感じ、脳神経内科の道を選びました。

医師として大切にしていることは?

医師として大切にしていることは?

「正確性」と「わかりやすさ」のバランスです。医療において、科学的な正確性は非常に大切です。ですが正確性を重視しすぎるあまり、医師の考えを患者さんに一方的に押し付けるようでは治療は成立しません。認知症やパーキンソン病など、脳神経内科で取り扱う病気では患者さんご本人の脳の機能が低下していることも多く、また年単位での長いお付き合いとなるため、病気に対する患者さんやご家族の理解が不可欠だからです。

そのため私はできる限りわかりやすい言葉を使いながら、医学的な正確性が確保できるような伝え方を日々模索しています。

池岡院長との開業を決めた理由は?

彼の“人柄”と、あとは“絶妙なタイミング”が決め手でした。院長はとてもエネルギッシュな人物です。勤務医時代、彼は当直をこなしながら、病棟や外来で多くの患者さんを診ていました。そのエネルギーは、陽気で屈託のない人柄にも表れています。患者さんやスタッフに対して誠実に接する姿を見て、「この人なら安心して一緒に仕事ができる」と確信しました。

“脳と腸の関係性”に着目した総合診療
温かい共感力で認知症患者さんに寄り添う

先生が考えるクリニックの強みは?

当院の最大の強みは、脳と腸から患者さんの体を総合的に診ることができる点です。一見関連性がないように思われるかもしれませんが、近年の研究で両者には強い関連性があることがわかってきました。

例えば、特定の腸内細菌叢が腸の神経における病的なタンパク質の蓄積を助長し、そのタンパク質が脳に移動して神経障害を引き起こす機序が示唆されています。また、胃腸の問題でビタミンB群の吸収が阻害され、欠乏する結果手足の神経や脳の機能が障害され、手足のしびれやもの忘れを引き起こすこともあります。

当院では、こうした脳と腸の関係性(脳腸相関)を考慮した診療を行うことができます。これにより、患者さんの健康をより包括的に捉えることが可能になります。

最後に、患者さんへメッセージをお願いします

I&T胃腸と脳のクリニックは、患者さんお一人おひとりに寄り添った質の高い医療を提供することを目指しています。私たちは常に最新の医学的知見を取り入れ、日々研鑽を重ねています。

認知症やその他の神経疾患、消化器系の症状でお悩みの方、あるいは健康に不安を感じている方はお気軽にご相談ください。皆さんの健康と幸せを全力でサポートいたします。

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