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腸内フローラ検査intestinal-flora
腸内フローラ検査とは
腸内フローラ検査は、大腸内に存在する細菌叢(フローラ)の種類や量を調べる検査です。腸内フローラは、食物の消化や吸収、免疫機能の調節など、私たちの健康に重要な役割を果たしています。この検査では便サンプルを採取し、特殊な技術を用いて腸内細菌のDNAを分析します。
腸内環境を評価
腸内フローラ検査は、腸内細菌のバランスが崩れている状態(腸内細菌叢の乱れ)を発見するために行います。腸内細菌叢の乱れは、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)、過敏性腸症候群、肥満、糖尿病、アレルギー性疾患など、様々な疾患と関連があることが知られています。
また近年、腸は「第二の脳」と呼ばれるほど重要な器官として注目を集めています。実際、認知症と便秘や、うつ病と腸内フローラなど、脳と腸の関係性(脳腸相関)を指摘する研究も増えてきています。
そのため何か不調がある方は、腸内フローラ検査を通じて腸内環境を評価することで、食事指導や生活習慣の改善など、不調の解決策が見つかる可能性があるのです。
当院の腸内フローラ検査について
豊中市・豊中駅前のI&T胃腸と脳のクリニックは、胃腸(消化器内科)と脳(脳神経内科)を専門とするクリニックです。院長は日本消化器病学会が認定している専門医資格を保有しており、医師の藤堂は日本神経学会の専門医資格を保有しています。
そのため腸内フローラ検査の結果を分析する際も、消化器の専門家の視点からだけではなく、脳の専門家の視点も組み合わせた分析を行うことが可能です。
消化器の病気だけではなく、将来、認知症やパーキンソン病が心配という方がおられましたら、ぜひ一度当院へご相談ください。
腸内フローラ検査の流れ
1
検査キットの受け取り
当院で腸内フローラ検査の説明を受け、同意書にサインします。その後、専用の検査キットを受け取ります。キットには便サンプル採取用の容器、保存液、説明書が含まれています。
2
便サンプルの採取
ご自宅で便サンプルを採取します。採取前日は通常の食事と排便習慣を維持してください。採取当日、排便後すぐに専用容器で便を採取し、保存液を加えて密閉します。採取日時をラベルに記入してください。
3
検査キットの返送
採取した便サンプルを検査キットの箱に入れ、返送用封筒で郵送するか、直接医療機関に提出します。提出期限や保存方法は医療機関の指示に従ってください。
4
検査の実施
医療機関または専門の検査機関で、便サンプルから腸内細菌のDNAを抽出し分析します。次世代シーケンサーを用いて腸内細菌叢の組成や多様性を評価します。
5
結果の説明
検査結果が出たら、医師から腸内細菌叢のバランスや特定の細菌群の状態について医師がご説明いたします。結果に基づいて、食事療法やプロバイオティクスの使用、生活習慣の改善などの治療方針を相談します。