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お腹がゴロゴロずっと鳴る原因と受診の目安

2026.07.09

「お腹がゴロゴロずっと鳴っていて気になる」「静かな場所で音が出ると恥ずかしい」——腹部の音が続くと、何か悪い病気ではないかと不安に感じる方は少なくありません。お腹の音の多くは腸が動くことで起こる自然なものですが、なかには受診をおすすめしたい場合もあります。この記事では、お腹がゴロゴロ鳴る主な原因と、受診を考えたい症状についてお伝えします。

お腹がゴロゴロずっと鳴るのはなぜ?音が出る仕組み

お腹の音は、腸の中にたまった空気(ガス)と水分が、腸の収縮運動によって押し流されるときに生じるものです。腸は消化のあいだ休みなく動いており、内容物やガスが移動するたびに、ゴロゴロ・グルグルといった音が出ます。つまりお腹が鳴ること自体は、腸がきちんと働いている証拠でもあります。とはいえ音がずっと続くと不安になるものです。

まずは、どんなときに鳴りやすいのか、原因ごとに見ていきましょう。多くは生活習慣の中に理由があり、必ずしも病気とは限りません。

空腹でもないのにお腹がゴロゴロ鳴る原因

音が出やすい代表的な場面は空腹時です。胃や腸が空になると、次の食事に備えて中を掃除するように強く収縮する動き(空腹期収縮)が起こり、残った少量の空気や水分が動いて大きな音になります。

一方で、食後や空腹でないときにもゴロゴロ鳴ることがあります。これは食べ物や消化液、飲み込んだ空気が腸を移動しているためで、消化が活発に進んでいるあいだは音が続きやすくなります。時間帯に関係なく鳴るからといって、それだけで異常とは限りません。

空気の飲み込み(呑気症)でお腹がゴロゴロ鳴ることもある

食事や飲み物と一緒に、私たちは思っている以上に空気を飲み込んでいます。この空気が胃から腸へ送られると、腸の中のガスが増えて音が出やすくなるのです。とくに早食いの方、よく噛まずに飲み込む方、緊張して唾液とともに空気を飲み込む癖のある方(呑気症)は、腹部の音が続きやすい傾向があります。心当たりがある場合は、次のような点を見直すと負担が軽くなることがあります。

・ゆっくりよく噛んで食べる
・ストローや炭酸飲料の量を控える
・ガムや飴を口にする回数を減らす

こうした工夫だけで完全になくなるわけではありませんが、飲み込む空気を減らすことは音の軽減につながります。

発酵しやすい食べ物でお腹がゴロゴロ鳴りやすくなる

食べたものの内容によっても、腸で発生するガスの量は変わります。腸内で発酵・分解されやすい食品は、消化の過程でガスを多く生み、音が出やすくなるのです。

代表的なものとして、豆類やいも類、キャベツや玉ねぎ、乳製品、炭酸飲料などが挙げられます。パンや麺類などで鳴りやすいと感じる方もいます。これらは体に悪いわけではなく、量やタイミングの問題であることがほとんどです。

特定の食品で決まって鳴ると感じるときは、その食品を少し控えて変化を見てみると、自分に合う付き合い方が分かりやすくなります。

ストレスや自律神経の乱れでお腹がゴロゴロ鳴る場合(過敏性腸症候群)

腸は「第二の脳」とも呼ばれ、緊張や不安、ストレスの影響を受けやすい臓器です。強い緊張を感じる場面でお腹が鳴ったり、痛みをともなったりするのは、自律神経を通じて腸の動きが乱れるためと考えられています。

こうした状態が続き、腹痛や便通の乱れ(下痢・便秘)を繰り返すときは、過敏性腸症候群(IBS)という状態が関係していることがあります。検査ではっきりした異常が見つからないのに症状が続くのが特徴で、生活に支障が出ている場合は、我慢せず一度ご相談ください。生活習慣や体質に合わせて対応を考えていきます。

過敏性腸症候群ページはこちら⇒

便秘や下痢を繰り返すときにお腹がゴロゴロ鳴る理由

便通の乱れも、腹部の音が続く一因です。便秘でガスがたまると腸の中で移動しにくくなり、押し出す動きに合わせて音が出やすくなります。反対に下痢のときは、水分の多い内容物が勢いよく流れるため、グルグルと大きな音が出ます。

下痢と便秘を交互に繰り返す場合は、前の項でふれた過敏性腸症候群のほか、腸の炎症などが背景にあることもあります。数日で落ち着く一時的なものか、長く繰り返しているのかは、原因を考えるうえで大切な手がかりになります。

お腹がゴロゴロずっと鳴るとき受診したほうがよい注意サイン

お腹の音そのものは、多くが心配のいらない生理的なものです。ただし、音以外に次のような症状をともなうときは、腸の炎症や潰瘍、大腸の病気などが隠れていることもあり、早めの受診をおすすめします。音の大きさよりも、以下の「合わせて起きている症状」に注目してください。

・強い腹痛が続く、または繰り返す
・血が混じった便や黒っぽい便が出る
・思いあたる理由がないのに体重が減っていく
・下痢と便秘を長く繰り返している
・発熱や吐き気をともなう
・症状が2週間以上続き、日常生活に支障がある

これらは受診を考えたい目安になります。一つでも当てはまる場合は自己判断で様子を見続けず、当院へご相談ください。原因を確認することで、必要な対応を判断しやすくなります。

お腹がゴロゴロ鳴るときに自分でできる対策

注意サインがなく、生活の中で気になる程度であれば、日常の工夫で和らぐことがあります。効果の感じ方には個人差がありますが、無理のない範囲で試してみてください。

・早食いを避け、よく噛んでゆっくり食べる
・ガスの出やすい食品や炭酸飲料の量を調整する
・睡眠と休息をとり、緊張の続く状態をためこまない
・適度な運動で腸の動きと便通を整える

こうした対策を続けても音や不快感が改善しない、あるいは前の項の注意サインが出てきたときは、生活習慣の見直しだけでは改善しにくい場合があります。その場合は早めに当院へご相談ください。

よくある質問

お腹がゴロゴロずっと鳴るのは病気ですか?

多くは腸が動いている生理的な音で、病気とは限りません。ただし腹痛や血便、体重減少などをともなう場合は、腸の病気が隠れていることもあるため、一度当院へご相談ください。

音を完全に止めることはできますか?

腸が働くかぎり音を完全になくすことは難しいですが、早食いを避ける、ガスの出やすい食品を控えるなどの工夫で軽くなることがあります。感じ方には個人差があります。

どのくらい続いたら受診すべきですか?

音だけであれば急いで受診する必要はありません。腹痛や血便などのサインをともなう場合や、便通の乱れが2週間以上続く場合は、早めのご相談をおすすめします。

豊中市でお腹のゴロゴロや腹部の不調でお悩みの方はI&T胃腸と脳のクリニックへ

お腹がゴロゴロずっと鳴る背景には、腸の自然な動きから便通の乱れ、過敏性腸症候群まで、さまざまな要因が考えられます。多くは心配のいらないものですが、腹痛や血便、体重減少などをともなうときは原因を確かめておくと安心です。

I&T胃腸と脳のクリニックは豊中駅から徒歩2分の内科で、内視鏡専門医が在籍し、腹部の症状を丁寧に診療しています。気になる症状が続くときは、どうぞお気軽にご相談ください。

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