ピロリ菌検査で陽性と言われた方へ
健康診断などで「ピロリ菌陽性」と判定され、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
「ピロリ菌がいると言われたけれど、痛くもないし大丈夫だろう」とそのままにしていると、将来の胃の健康に影響を及ぼす恐れがあります。
このページでは、陽性と判定された患者さまへ向けて、胃カメラが必要な理由や治療の流れをわかりやすくお伝えいたします。
ピロリ菌とは?放置するとどうなるの?

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の強い酸の中でも生きられる細菌です。
感染したまま放置すると、胃の粘膜に慢性的な炎症(慢性胃炎)を引き起こすことがあります。
この炎症が長く続くと、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、さらには胃がんの発症リスクを高めてしまうことがわかっています。
陽性と言われたら、早めの除菌治療が大切です
ピロリ菌を除菌することで、胃がんや胃潰瘍になるリスクを大きく下げることが期待できます。
陽性とわかった際は、将来の胃の病気を未然に防ぐ大切なチャンスです。
今はとくに自覚症状がないからといって先延ばしにせず、できるだけ早めに除菌治療をご検討ください。
なぜ?ピロリ菌の除菌治療の前に「胃カメラ」が必要な理由
保険適用で除菌治療を受けるため
日本の健康保険のルールでは、ピロリ菌の除菌治療を保険適用(3割負担など)で行うためには、事前に胃カメラ検査を受けることが義務付けられています。
検査を行い「慢性胃炎」や「胃潰瘍」などの確定診断を得ることが、保険を使った治療の絶対条件となっています。
胃カメラを受けずに「薬だけ」もらうことはできません
「胃カメラは苦手だから、とりあえず除菌の薬だけ処方してほしい」というご要望には、健康保険を使ってお応えすることができません。
保険診療として治療を進めるためには、まず胃の中をカメラでしっかりと観察する必要があります。
胃がんなどの重大な病気が隠れていないかを確認するため
単に制度上のルールというだけでなく、医療の安全面からも胃カメラは非常に重要です。
ピロリ菌に感染している方は、すでに胃がんやポリープなどができている可能性があります。
これらが隠れたまま除菌の薬だけを飲んでしまうと、重大な病気の発見が遅れてしまう恐れがあります。
まずは直接、胃の健康状態を確かめることが何よりも大切です。
ピロリ菌の除菌治療の主な流れ
当院での診察・胃カメラ検査
初めに当院で胃カメラ検査を行い、胃の内部を直接確認します。慢性胃炎などピロリ菌による影響が出ていないか、あるいは他に治療が必要な病気が隠れていないかを丁寧に診察いたします。
除菌薬の内服
胃カメラの結果、保険適用の条件を満たしていることが確認できたら、除菌のためのお薬を処方します。
2種類の抗菌薬と1種類の胃薬がセットになったお薬を、朝夕の1日2回、7日間続けて飲んでいただきます。
途中でやめず、最後までしっかりと飲み切ることが大切です。
除菌判定検査(約1〜2ヶ月後)
お薬を飲み終えてから約1〜2ヶ月後に、治療ができたかを確認する判定検査を行います。息を吹き込むだけの簡単な呼気検査や、便検査などで確認し、ここで「陰性」となれば除菌治療は完了です。
豊中市の「I&T胃腸と脳のクリニック」が提供する安心の胃カメラ検査

専門医による、丁寧で精度の高い内視鏡検査
当院では、内視鏡検査の経験を積んだ医師が検査を担当しております。
患者さまのお身体への負担に配慮しながら、わずかな病変も見逃さないよう、丁寧な観察に努めています。
最新の「AI内視鏡」を活用した見逃しの少ない診断
医師の目と経験に加え、病変の発見をサポートする「AI内視鏡システム」を導入いたしました。
AIがリアルタイムで異常を知らせてくれるため、より精度の高い、安心できる検査の提供に役立てています。
鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ
胃カメラに対して「苦しい」「オエッとなるのが怖い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
当院では、鎮静剤を使用した検査に対応しています。ほとんどの方が、眠っている間にリラックスした状態で検査を終えられますのでご安心ください。
ピロリ菌検査・除菌治療に関するよくある質問(Q&A)
Q. 胃カメラ検査は痛いですか?オエッとなりませんか?
喉の奥にカメラが触れることで嘔吐反射(オエッとなる感覚)が起きることがありますが、当院では鎮静剤を使用することで、そうした不快感を和らげることが可能です。不安な方はお気軽にご相談ください。
Q. 除菌のお薬に副作用はありますか?
お薬を飲んでいる期間中、便がゆるくなったり、下痢、味覚の違和感などが起こったりすることがあります。多くは一時的なものですが、症状がひどい場合や、発疹(じんましん)などが出た際は、すぐにお薬を中止して当院へご連絡ください。
Q. ピロリ菌は家族(子ども)にうつりますか?
ピロリ菌は、主に免疫力がまだ弱い乳幼児期に、口を通して感染すると言われています。例えば、親御さんからお子さまへ食べ物を口移しすることなどでうつる可能性があります。
大人同士の日常生活で感染することは少ないと考えられていますが、ご家族に陽性の方がいる場合は、念のため検査を受けることをおすすめします。
Q.
1回の除菌治療で必ずピロリ菌はいなくなりますか?(2次除菌について)
1回目の治療(1次除菌)で成功する確率は、おおよそ70〜80%前後と言われています。もし1回目でお薬が効かず菌が残ってしまった場合でも、お薬の種類を変えて2回目の治療(2次除菌)を行うことができます。2次除菌まで含めると、多くの方が除菌に成功しています。
ピロリ菌陽性の方へ。まずは当院の胃カメラ検査をご予約ください
ピロリ菌をそのままにしておくと、将来的な胃がんのリスクが高まってしまいます。
健康な毎日を守るためには、できるだけ早い段階での検査と治療が大切です。
当院では、患者さまの不安な気持ちに寄り添い、苦痛の少ない胃カメラ検査を心がけております。
I&T胃腸と脳のクリニックは豊中駅徒歩2分で、内視鏡専門医が在籍する体制のもと、痛みや患者様の悩みに配慮をしながら検査の説明を行っています。
ピロリ菌検査で陽性と言われた方や、胃カメラ検査が初めてで不安な方も、まずはお気軽にご相談ください。